展覧会「青山悟 刺繍少年フォーエバー」が、東京の目黒区美術館にて、2024年4月20日(土)から6月9日(日)まで開催される。
青山悟(あおやま さとる)は、刺繍を用いた作品を手がけてきた現代美術家だ。展覧会「青山悟 刺繍少年フォーエバー」は、目黒区出身である青山を美術館で紹介する、初めての個展となる。
刺繍とは青山にとって、社会が抱えるさまざまな問題に対して、敏感に反応する手段だといえる。たとえば、手仕事としての刺繍が、ミシンという機械に取って代わられるということは、現代社会における労働や資本主義の問題ばかりでなく、美術作品と製品の違いとは何かという問題をも提起する。また、刺繍は歴史的に女性の仕事であったという点で、青山の作品はジェンダーの問題にも光をあてるものである。
本展では、青山の初期作から新作までを展示。《東京の朝》や《Map of The World (Dedicated to unknown Embroiderers)》といった刺繍作品に加えて、目黒区内の青山の出身校を描いた初期作品も目にすることができる。
展覧会「青山悟 刺繍少年フォーエバー」
会期:2024年4月20日(土)〜6月9日(日)
会場:目黒区美術館
住所:東京都目黒区目黒2-4-36
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
観覧料:一般 900円(700円)、高校生・大学生・65歳以上 700円(550円)、中学生以下 無料
※障がい者および付添者1名は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※目黒区在住・在勤・在学者は、受付で証明書類を提示することで、団体料金で観覧可(割引の併用不可)
【問い合わせ先】
目黒区美術館
TEL:03-3714-1201(代表)