「アール・ヌーヴォーのガラス」展が、パナソニック 汐留ミュージアムで開催される。期間は、2015年7月4日(土)から9月6日(日)まで。
左) 《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年
ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく、デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Walter Klein
右) 《銀飾金具付花器(オダマキ)》1898-1900年頃
ドーム兄弟、ナンシー、デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
ヨーロッパ随一のガラスコレクションで知られる、デュッセルドルフ美術館に寄贈された、ゲルダ・ケプフ・コレクションが、ドイツ国外および日本で初めてまとめて展示される。
アール・ヌーヴォーの二大拠点となった、パリとアルザス=ロレーヌ地方。東アジア美術の影響が色濃く反映されたパリでは、日本の浮世絵や中国の乾隆ガラス、また葛飾北斎の木版画に換起された作品が生まれた。一方で、豊かな自然と東洋美術の影響が結び付いたアルザス=ロレーヌ地方では、動植物を自然のままに表した作品が揃う。
左) 《花器(カッコウ、マツヨイグサ)》 1899/1900年頃
エミール・ガレ、ナンシー、デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
右) 《台付鉢》 1903年頃
エミール・ガレ、ナンシー、デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
本展では、両地域で活躍した、ウジェーヌ・ルソーやエルネスト・レヴェイエ、ウジェーヌ・ミシェル、オーギュスト・ジャンといった、アール・ヌーヴォー期を支えた作家たちの約140作品が集結。
繊細な技法が詰め込まれた作品は、どれも華やかで美しい。ぜひ足を運んで、ガラス作品の世界を体感してみてはいかがだろう。
【展覧会詳細】
「アール・ヌーヴォーのガラス」展
開催期間:2015年7月4日(土)~9月6日(日)
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は17:30まで。
休館日:毎週水曜、8月10日(月)~14日(金)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
場所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
TEL:03-5777-8600
料金:一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下 無料
※20名以上の団体は100円割引。
※障がい手帳を提示、及びその付添者1名まで入館料無料。