1960年代よりサイケデリックアートを牽引し、他のアーティストを影響し続けている田名網敬一の展覧会「Tanaami Tee × 100」が東京・代官山のアートギャラリーGALLERY SPEAK FORにて2013年5月10日(金)から5月22日(水)まで開催される。昨年に続き、Tシャツをキャンバスに見立て、100点の新作を発表し、インパクト大な世界観を再度発信する。
アニメーションや版画、イラストレーション、エディトリアル・デザインなど、ジャンルレスかつ前衛的な遊び心のある創作活動をしてきた田名網敬一。サイケデリックアートやポップアーティストの先駆者としての活躍ぶりは他の追随を許さず、"アート界の魔人"、"世界的サイデリック・マスター"としてその名を世界に轟かせている。近年ではヨーロッパの伝統的なアートフェアだけでなく、香港やアジアなどの新興国市場における展覧会にも作品を発表している。さらに、ファッションブランドとのコラボレーションにも意欲的で2011年にはルシアンペラフィネ(lucien pellat-finet)と、2013年にはステューシー(STUSSY)とのコラボレーションを発表している。
昨年5月に南青山・valveat81にて発表された際には、その物量的インパクトを伴った「サイケデリア(幻覚世界)の渦巻き」の現出が、大きな反響を呼んだ。二度目となる今回のTシャツは、一点物の手書きのものから、技巧を凝らしたシルクスクリーン、インクジェットプリントによるものを展開しており、着るのはもちろん観賞用に部屋に飾るのもまたお洒落。展開される極彩色の田名網ワールドを体感、購入できるまたとない機会となる。Tシャツの販売と併せて、今春発表された最新ドローイング集「glamour」の特装限定版「glamour 100 Limited.」も展示・販売される。見る者を魅了する、圧倒的インパクトの"Tanaami World"を是非体感してみて。
【アーティスト情報】
田名網敬一
1936年、東京生まれ。1960年代からメディアやジャンルの境界を横断し、デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、絵画、彫刻作品まで幅広く手がける。1975年より「PLAYBOY日本版」の初代アートディレクターに就任。現在も絵画、彫刻、アニメーションなど精力的に創作を続け、世界中のギャラリー、美術館などで作品の発表が続いている。最近の主な個展に、2011年に開催されたNANZUKAでの「結び隔てる橋」、2013年にShinkel Pavillion Berlinで開催された「No More War」などがある。
【展覧会情報】
Tanaami Tee × 100
会場:GALLERY SPEAK FOR
住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F
TEL:.03-5459-6385
期間:2013年5月10 日(金)~5月22日(水)11:00~19:00 最終日のみ~18:00
休館日:毎週木曜日
URL:http://nug.jp/artist/2007/03/keiichi_tanaami