特別展「大江戸の華─武家の儀礼と商家の祭─」が、江戸東京博物館にて、2021年7月10日(土)から9月20日(月・祝)まで開催される。
特別展「大江戸の華─武家の儀礼と商家の祭─」は、江戸という都市における“ハレ”の場面や舞台に着目した展覧会だ。江戸の武家や商家の儀礼・祭礼、婚姻などに光をあて、明るく活気に満ちた江戸の姿を紹介する。
戦乱が収束し平和が訪れた江戸では、武芸よりも、武家の秩序を保つための儀礼が重視されるようになった。展覧会の1章では、そのような変化の中で、戦場だけでなく儀式の場で新たな活躍を見せるようになった鎧や刀剣の姿に注目。防具のひとつである「白紺糸威丸胴具足」では、戦いでの実用性だけでなく審美性も光る。
第2章では、経済の中心として発展した江戸で誕生した大商人の品物が紹介される。「牡丹唐草蒔絵雛道具」は江戸の巨大な商家である鹿嶋屋東店から伝わる雛道具。これら商家の祭り道具を通して、江戸の”ハレ”の日をリアルに感じたい。
江戸の女性は、家を守り、世継ぎを育てることで江戸の発展を支えた。その女性たちの”婚礼”と”子育て”に着目し、表舞台とは違った視点で江戸の発展に迫るのが3章だ。例えば「梨子地葵紋散松菱梅花唐草文様蒔絵女乗物」は、将軍の娘が乗ったとされる女性のための乗り物。他にも、陰ながら活躍する女性にまつわる展示品が多数集結する。
特別展「大江戸の華─武家の儀礼と商家の祭─」
会期:2021年7月10日(土)~9月20日(月・祝)
会場:江戸東京博物館 1階 特別展示室
住所:東京都墨田区横綱1-4-1
観覧料:
〇特別展専用券:一般 1,400円(1,120円)、大学生・専門学校生 1,120円(890円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 700円(560円)、小学生・中学生(都内) 700円(560円)
〇特別展・常設展共通券:一般 1,600円(1,280円)、大学生・専門学校生 1,280円(1,020円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 800円(640円)、小学生・中学生(都内) なし
〇特別展前売券:一般 1,200円、大学生・専門学校生 920円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 500円、小学生・中学生(都内) 500円
※観覧料は全て税込。
※( )内は20名以上の団体料金。
※次の場合は特別展観覧料が無料。未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を所持する人、その付き添いの人(2名まで)。
※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券はなし。
※開館時間の変更やシルバーデーの実施については、江戸東京博物館のホームページを確認。
※前売券は、4月24日(土)から7月9日(金)まで販売。7月10日(土)から会期中は当日料金で販売(販売期間は変更の可能性あり)。
※会場内の過密防止のため、入場制限や事前予約(日時指定)制を実施する可能性あり。
最新情報は当館ホームページで確認。
〈チケット販売所〉江戸東京博物館、主要プレイガイド
※特別展・常設展共通券の販売は江戸東京博物館のみ(予定)。
休館日:毎週月曜日(ただし7月26日、8月2・9・16・30日、9月20日は開館)、および8月10日(火)
開館時間:9:30〜17:30
※入館は閉館30分前まで。
※会期中に資料の展示替えあり。
【問い合わせ先】
江戸東京博物館
TEL:03-3626-9974 (代表)