デザイナーであるモーリス・レノマが設立。
レノマ パリスはフランスのファッションブランド。
創設者の1人、モーリス・レノマは、1963年に兄のミッシェルとともにパリ16区Rue de la POMPEに最初のブティックを開いた。白い外壁を持つブティックは「WHITE HOUSE」というニックネームで呼ばれ、自分のための服を仕立て、それを来て遊びに行くと言ういわゆるリアルクローズの発想が一躍人気となる。
「プチ・ブルジョア的なしゃれた服が揃う店」という、本格的メンズ・プレタポルテは当時新しい概念で、高い評価を得て、パリの学生からファッション界のスターに至るまで一気に人気を博した。大人たちが決めたルールにはない新しさ、独自性があるモーリスのデザインは、その時代のトレンドセッターの話題の的となった。特に、自らの表現に敏感なミュージシャン、映画監督など多くのアーティストが虜になり、こぞってレノマ パリスの洋服を身に付けた。
顧客には、オマー・シャリフ、セルジュ・ゲンズブール、イブ・サンローラン、ジェームズ・ブラウンなどがおり、当時のファッションシーンに新しい注目をもたらした。