1981年、稲葉賀惠がヨシエイナバを設立。2024年秋冬シーズンでブランド終了。
ヨシエイナバ(yoshie inaba)は、日本のレディースファッションブランド。
「どの時代においても全ての女性にずっと美しくいてほしい、服が主役ではなく、個々の内面の美しさを引き出す役割である為の洋服を作りたい」という思いから、ヨシエイナバをスタート。設立以来一貫して、シンプルでスタンダードな美しさをテーマに、いきいきと人生を楽しむ大人の女性のための服を展開している。ひとつひとつのアイテムに、素材からパターン、ディテール装飾にまで拘り抜かれた服作りを行っている。
2024年秋冬シーズンをもって、ブランドを終了。2024年で85歳を迎える稲葉賀惠は「元気に過ごしては居りますものの、満足のいくパフォーマンスが望めないことも出てきた」とし、ブランドを終了することに決意したという。ヨシエイナバ各店舗は、2025年2月までに順次閉店予定だ。
創業者は稲葉賀惠(Yoshie Inaba)。1939年、東京生まれ。幼いころは鎌倉、横浜で育つ。1958年、横浜雙葉学園を卒業。1960年、文化学院美術科を卒業、1963年、原のぶ子アカデミー洋裁学園を卒業。1964年、オートクチュールのアトリエをオープン。1970年、株式会社ビギを設立して、ブランド「ビギ(BIGI)」をスタート。1981年、自身の名を関したブランド「ヨシエイナバ」を設立。以降、稲葉賀惠は2024年まで40年以上にわたってクリエイティブ・ディレクターとしてヨシエイナバを手掛けてきた。