2008年、坂倉弘祐(Kosuke Sakakura)が武蔵野美術大学卒業後にブランド設立。同年より吉田賢介(Kensuke Yoshida)と共にヤントル(YANTOR)としての活動をスタート。
ヤントル(YANTOR)は、2008年に坂倉弘祐と吉田賢介がスタートさせた日本のユニセックスファッションブランド。「SITUATIONS」をコンセプトに、2009年から自身によるパフォーマンスや映像・書籍でのコレクションを発表している。
ファッションを身体・衣服・空間の関係性からなる状況的なものとして捉えており、「布を纏うように」という起源的な感覚を現代の衣服に落とし込んだユニセックスファッションを提案。ブランド設立期から、民族文化や宗教服に存在するコンセプチュアルな側面と、布という平面を身体に合わせた時の偶発的な皺や余りといった身体的な側面をモチーフとして取り入れた表現を特徴とする。
2013年より、ファッションをツールにあらゆる地域の人々とコミュニケーションを取るプロジェクト「Project ONEbyONE」をスタート。これまでにインド・ラジャスタン、チベット文化圏のラダック、ミャンマー・インレー湖、2018年からは生地の生産地であるインドのバラナシとコルカタ、またバングラディシュとの国境付近にあるフリアという町で同プロジェクトの活動を行っている。