M

エム

ブランドのはじまり

2017年6月、デザイナー中山路子がファッションブランド「M(エム)」をスタート。現在ブランド活動を休止している可能性が高い。

エムについて

「M(エム)」は日本のファッションブランド。ミュベール(MUVEIL)を手掛ける中山路子の新ブランドとして、2017年6月に誕生した。

キーワードは、洗練・快適性・主張。「日本の女性」ならではの感性を「洋」の服に落とし込み、神田明神境内の隠れ家空間で販売する「日本の感性という新しい東京土産」の創造に取り組む、中山による実験的プロジェクトだ。

衣服は、女性らしさを纏ったモダンなデザインに、伝統的な紳士服のディテールを組み合わせデザイン。ミュベールで見れられるキッチュな世界観は排除され、「M(エム)」では纏う者のアイデンティティを引き出すようなシンプルなスタイルを提案する。

洋服は3つのキーワードを軸に製作。一つはメンズ服の再構築。解体された紳士服の中に女性らしいパターンを組み込み、女性らしいデザインを追求。また「上質な日常を生む服」をテーマに、日常に取り入れやすい素材、シルエット、製法にももだわりを持つ。商品は日本製のものを中心にピックアップしている。

デビューコレクションとなる2017-18年秋冬コレクションでは、秋15型冬15型合計30型でスタート。同時に1号店となる、神田明神内に「M(エム)」をオープン。ショップ「M」は、機能的な試着確認の前に、アート的手法を介して衣服に存在する異なる価値を見出すスタイルをとる、予約制のサロン。また定期的にアート展や作家の作品展示などの企画を実施している。