展覧会「雨宮庸介展|まだ溶けてないほうのワタリウム美術館」が、東京・原宿のワタリウム美術館にて、2024年12月21日(土)から2025年3月30日(日)まで開催される。
雨宮庸介(あめみや ようすけ)は、1975年生まれのアーティストだ。りんごや石、人間など、ありふれたモチーフを用いつつも、気付けば異なる側面にふれてしまう感覚や、認識の促進と宙吊りが同時に起こる体験へと誘う作品を発表してきた。
展覧会「雨宮庸介展|まだ溶けてないほうのワタリウム美術館」は、東京都内の美術館では初となる雨宮の個展。ワタリウム美術館を舞台とする最新VR作品を中心に、代表作である「溶けたりんごの彫刻」や「石巻13分」の記録映像、2014年から3314年にわたるプロジェクト「1300 年持ち歩かれた、なんでもない石」のペーパーなど、初期から現在までの作品を一堂に集めて紹介する。
なかでも、最新のVR作品は、2024年春の山梨県立美術館に始まった、VR作品への取り組みの総決算となる新作。VRのヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して体験する同作では、通常「ここではないどこか」に行くためのHMDを、あえて「どこかではないここ」に再注目させるためのデバイスとして捉え直す。
展覧会「雨宮庸介展|まだ溶けてないほうのワタリウム美術館」
会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月30日(日)
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)、2月24日(月・振)は開館)、12月30日(月)〜1月3日(金)
入館料:大人 1,500円、大人ペア 2,600円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上 1,300円、小・中学生 500円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および介助者(1名まで)は、各1,300円
※会期中、本人は何度でも展覧会へ入場できるパスポート制チケット(再入場時、本人であることを証明するものを要提示)
【問い合わせ先】
ワタリウム美術館
TEL:03-3402-3001