デザイン&アートフェスティバル「デザイナート・トーキョー 2018(DESIGNART TOKYO 2018)」が、2018年10月19日(金)から10月28日(日)まで渋谷・青山・六本木など東京の各エリアで開催される。
デザイナートとは、デザインやアートなど感動を与えてくれるモノやコトを新たに定義した言葉で、その素晴らしさを発信し、共有していくための活動を指す。世界屈指のミックスカルチャー都市・東京の街全体をメイン会場とした「デザイナート・トーキョー」は、世界中からデザイン、アート、ファッション、食、テクノロジーなどを集めて開催する新たなデザイン&アートフェスティバルだ。
昨年開催された「デザイナート 2017」では、初開催にも関わらず若手気鋭デザイナー、アーティストから世界的有名ブランドまで72会場、約200組が参加し、大きな反響を呼んだ。この秋再び東京で開催される「デザイナート・トーキョー 2018」では、さらにジャンルを拡大しよりインターナショナルなクリエーションが集結する。
世界的な建築家の藤本壮介や台湾の注目建築家であるジョニー・チウが参加しインスタレーションを行う他、グランドセイコー(Grand Seiko)はミラノサローネに初出展した際に話題となったインスタレーション「THE FLOW OF TIME」を日本で初披露。また、シャンパーニュ・メゾンのペリエ ジュエは、青山のスパイラルカフェにて、イギリス人デザイナーのベサン・ローラ・ウッドがペリエ ジュエのシャンパンのために制作した作品を発表する。
また、「デザイナート・トーキョー 2018」ならではの、展示空間とクリエイター作品の組み合わせも注目したいポイントだ。家具を取り扱うショールーム「B&B Italia Tokyo」では、吉添裕人が自身の作品「PIXEL」を用いて、新作のインスタレーションを発表。kolor(カラー)では、メディアアーティストの落合陽一がTDKとコラボレーションして制作した「Silver Floats」を展示し、ラブレス南青山では、アートディレクター・グラフィックデザイナーのMOTTYとタッグを組んだカプセルコレクションを展開する。
フレッドペリー ショップ 東京で展示される、森林を取り巻く環境や経済格差などの問題を抱えた国々や地域の木を使用した、板坂諭の椅子「Neba Chair」は端正なフォルムと機能性が魅力のプロダクトだ。
カッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)やヘイ(HAY)といった国際的な家具ブランドの新作も「デザイナート・トーキョー 2018」のタイミングでお披露目。カッシーナ・イクスシーでは、青山の旗艦店にてソファ「SOFT PROPS」を中心にインスタレーションが展開される。デンマーク発インテリアプロダクトブランドのヘイは、ロナン&エルワン・ブルレックによる、端正なフォルムのチェアコレクション「エレマンテール」を日本で初めて披露する。Fritz Hansen青山本店で展示される鈴木啓太の新作グラススピーカーにも注目だ。
銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)では、「ミラノデザインウィーク 2018」に出展された体験型の作品「Hidden Senses(隠された感覚)」が登場。作品を通して、人や生活に寄り添う新たなテクノロジーを体験することができる。
また、昨年の「菊の惑星(Planet of Mum)」に続き、福島県二本松市の伝統技芸である「多輪咲」と現代の感性を融合した作品「千輪咲~ひとつながりの驚異」も登場。10月19日(金)・20日(土)の2日間は、最新メガネ型デバイスMicrosoft Hololensを使って、自然の情景を表現した3Dホログラムを体験できるイベント「菊MR」も実施。1日先着20名限定で、仮想の美しい情景を楽しむことが可能だ。
デザイナート・トーキョー 2018(DESIGNART TOKYO 2018)
開催期間:2018年10月19日(金)〜10月28日(日)
エリア:表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷・恵比寿/代官山・中目黒/六本木・広尾
※各会場で展示されるものは、一部を除き購入可。