特別企画「京博寄託の名宝―美を守り、美を伝える―」が、京都・東山七条の京都国立博物館にて、2019年8月14日(水)から9月16日(月・祝)まで開催される。

国宝や重要文化財の名宝を紹介

「京博寄託の名宝―美を守り、美を伝える―」は、明治30年に開館して以降、京都の自社などに伝わる貴重な文化財を預かって大切に保管し、展示する「寄託」を続けてきた京都国立博物館の、選りすぐりの名品を紹介する展覧会。6,200余件にも及ぶ寄託品から厳選された展示作品は、国宝や重要文化財に指定された仏像や絵画など、極めて価値の高いものばかりだ。

場内には、俵屋宗達筆の国宝《風神雷神図屛風》や、初期狩野派の名作である狩野正信筆の重要文化財《竹石白鶴図屏風》といった、中世から近世にかけて描かれた絵画や、華やかな平安時代を象徴するかのような、国宝《釈迦如来像(赤釈迦)》をはじめとする仏画の数々が登場。京都の寺院にかつて飾られていた、国宝《伝源頼朝像》も展示される。

また、西往寺の重要文化財《宝誌和尚立像》や、安祥寺の国宝《五智如来坐像》といった多彩な仏像、中国絵画、陶磁器、地中から発掘された国宝、染色、刀剣、漆工などの工芸品も紹介。個々の美術品の魅力を間近に体感できるだけでなく、京都の街そのものや、それぞれの寺社が歩んできた歴史の空気感も感じられる展示内容となっている。

【詳細】
特別企画「京博寄託の名宝―美を守り、美を伝える―」
会期：2019年8月14日(水)～9月16日(月・祝)
会場：京都国立博物館 平成知新館
住所：京都府京都市東山区茶屋町527
開館時間：9:30～17:00 ※金・土曜日は21:00まで開館(9月7日(土)を除く)
※入館は各閉館30分前まで
休館日：月曜日(ただし、9月2日(月)、9月16日(月・祝)は開館)
観覧料：一般 520(410)円、大学生 260(210)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※価格はすべて税込。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料(要証明)。
※キャンパスメンバーズ(含教職員)、障害者とその介護者1名は無料(要学生証・教員証、障害者手帳などの提示)。
無料観覧日：9月7日(土)＜国際博物館会議閉会日＞
※9月2日(月)～9月7日(土)は本館も特別公開。

【問い合わせ先】
TEL：075-525-2473(テレホンサービス)