東京都現代美術館で開催される企画展「ホー・ツーニェン エージェントのA」は、東南アジアの政治的・歴史的な複層性を描きだす映像やヴィデオ・インスタレーションなどを手がけてきたホー・ツーニェンの展覧会。最初期の映像インスタレーション作品から日本初公開となる最新作までを一堂に集め、ホーのこれまでの活動をたどってゆく。
「ホー・ツーニェン エージェントのA」
会期:2024年4月6日(土)〜7月7日(日)
会場:東京都現代美術館 (東京都江東区三好4-1-1(木場公園内))
東京オペラシティアートギャラリーで開催される「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」展は、日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーである宇野亞喜良の過去最大規模にして東京初となる展覧会。1950年代に手がけた企業広告、60年代のアングラ演劇ポスター、そして90年以降集中的に手がけるようになった舞台美術など、初期作から最新作にいたる原画や資料など900点超を公開する。
「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」
会期:2024年4月11日(木)〜6月16日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー (東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 3F)
東京・虎ノ門ヒルズのトウキョウ ノード(TOKYO NODE)では、ティファニー(Tiffany & Co.)の大型展覧会「ティファニー ワンダー」を開催。最高峰のイエローダイヤモンド「ザ ティファニー ダイヤモンド」をはじめ、世界初公開180点、日本初公開380点含む、約500点におよぶ作品を展示する。
「ティファニー ワンダー」技と創造の187年
会期:2024年4月12日(金)~6月23日(日)
会場:トウキョウ ノード (東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
東京国立博物館 平成館で開催される特別展「法然と極楽浄土」は、鎌倉時代から江戸時代にいたる浄土宗の美術と歴史をたどる、初の展覧会。宗祖・法然にちなむ貴重な資料や浄土教美術の名品など、全国の浄土宗寺院などが所蔵する名宝の数々を一堂に集め、850年におよぶ浄土宗の展開を紹介する。
「法然と極楽浄土」
会期:2024年4月16日(火)〜6月9日(日)
会場:東京国立博物館 平成館 (東京都台東区上野公園13-9)
東京・日本橋の三井記念美術館で開催される展覧会「茶の湯の美学 ─利休・織部・遠州の茶道具─」では、質・量ともに優れた三井記念美術館所蔵の茶道具を紹介。桃山時代から江戸時代初期にかけて茶の湯の世界を先導した、千利休、古田織部、小堀遠州の茶道具に光をあてる。
「茶の湯の美学 ─利休・織部・遠州の茶道具─」
会期:2024年4月18日(木)〜6月16日(日)
会場:三井記念美術館 (東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7F)
東京の世田谷美術館で開催される企画展「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」は、「衣・食・住」をテーマに民藝を紹介する展覧会。沖縄の染色技法「紅型(びんがた)」を用いた着物や、大胆な模様をあらわしたアイヌの衣装、イギリスのスリップウェアの皿など、日本国内ばかりでなく世界各地から集められた民藝の名品約150件を展示する。
「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」
会期:2024年4月24日(水)〜6月30日(日)
会場:世田谷美術館 (東京都世田谷区砧公園1-2)
東京・六本木の森美術館で開催される展覧会「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」は、「アフロ民藝」という言葉を生みだしたアフリカ系アメリカ人のアーティスト、シアスター・ゲイツを紹介する、日本初にしてアジア最大規模の個展。過去の代表作から新作までを一堂に集め、背景にある黒人史や黒人文化にも光をあてつつ、その活動を包括的に紹介する。
「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」
会期:2024年4月24日(水)~9月1日(日)
会場:森美術館 (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F)
東京・天王洲のワットミュージアム(WHAT MUSEUM)で開催される展覧会「感覚する構造 — 法隆寺から宇宙まで —」では、日本の建築における「構造デザイン」に着目。重力や風力といった力、素材と向き合い、その時代や社会とともに展開してきた建築の構造デザインを、建築の骨組みの模型などを通して紹介する。
「感覚する構造 — 法隆寺から宇宙まで —」
会期:2024年4月26日(金)〜8月25日(日)
会場:ワットミュージアム (東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
東京都美術館で開催される展覧会「デ・キリコ展」は、日本では10年ぶりとなる、ジョルジョ・デ・キリコの大規模回顧展。「形而上絵画」をはじめとする絵画の代表作に加えて、彫刻や挿絵、舞台衣装のデザインなどを一堂に集め、初期から晩年まで約70年間にわたるその芸術の全貌を紹介する。
「デ・キリコ展」
会期:2024年4月27日(土)〜8月29日(木)
会場:東京都美術館 (東京都台東区上野公園8-36)
東京の山種美術館で開催される特別展「犬派?猫派? —俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで—」は、犬や猫を描いた日本画作品を紹介する展覧会。初公開となる《洋犬・遊女図屛風》をはじめ、江戸時代の伊藤若冲や円山応挙、長沢芦雪、明治時代以降の竹内栖鳳や藤田嗣治など、さまざまな画家による名作を目にすることができる。
「犬派?猫派? —俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで—」
会期:2024年5月12日(日)~7月7日(日)
会場:山種美術館 (東京都渋谷区広尾3-12-36)
東京の府中市美術館で開催される企画展「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」は、大正時代から昭和時代にかけて、日本各地を鳥瞰図のスタイルで描いた画家・吉田初三郎の展覧会。大型の肉筆鳥瞰図10点以上を中心に、ポスターや絵葉書、絵画作品などを展示し、さまざまなメディアで展開された初三郎の世界を紹介する。
「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」
会期:2024年5月18日(土)〜7月7日(日)
会場:府中市美術館 (東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内))
東京の練馬区立美術館で開催される展覧会「三島喜美代─未来への記憶」は、新聞やチラシなどをモチーフに、陶を用いた立体作品で知られる現代美術家・三島喜美代を紹介する、東京の美術館では初の個展。代表作である最大規模のインスタレーション作品《20世紀の記憶》をはじめ、初期作から近作にいたる主要な作品を一堂に集めて展示する。
「三島喜美代─未来への記憶」
会期:2024年5月19日(日)~7月7日(日)
会場:練馬区立美術館 (東京都練馬区貫井1-36-16)
東京の皇居三の丸尚蔵館では、開館記念展「皇室のみやび—受け継ぐ美—」を、4期にわたって開催。第4期「三の丸尚蔵館の名品」では、国宝である狩野永徳《唐獅子図屏風》や、鎌倉時代のやまと絵絵巻の最高峰とされる高階隆兼《春日権現験記絵》を展示するとともに、伊藤若冲の《動植綵絵》全30幅より4幅を公開する。
皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび—受け継ぐ美—」
第4期 「三の丸尚蔵館の名品」
会期:2024年5月21日(火)~6月23日(日)
会場:皇居三の丸尚蔵館 (東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内)
東京都庭園美術館で開催される展覧会「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」は、「大正ロマン」を象徴する画家・竹久夢二の足跡を紹介。近年発見された名画《アマリリス》といった油彩画、デザイン、スケッチ帖や素描など、約180点の作品や資料を紹介する。
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
会期:2024年6月1日(土)~8月25日(日)
会場:東京都庭園美術館 (東京都港区白金台5-21-9)
東京・上野の国立西洋美術館で開催される企画展「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」は、中世ヨーロッパの写本を紹介する展覧会。文字と絵が一体となった彩飾写本に着目し、聖書や詩編集、時祷書、聖歌集など、中世から近世初頭にかけて普及した写本の役割と装飾の特徴に光をあてる。
「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」
会期:2024年6月11日(火)〜8月25日(日)
会場:国立西洋美術館 (東京都台東区上野公園7-7)
東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で開催される「超・日本刀入門 revive—鎌倉時代の名刀に学ぶ」展は、日本刀の楽しみ方を基礎から紹介する展覧会。静嘉堂文庫美術館が所蔵する国宝と重要文化財の刀剣9件を筆頭に、古名刀を特集する。
「超・日本刀入門 revive—鎌倉時代の名刀に学ぶ」
会期:2024年6月22日(土)~8月25日(日)
会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) (東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館 1F)
東京・新宿のSOMPO美術館で開催される展覧会「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」では、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの紙作品の個人コレクションでは世界最大級とされる「フィロス・コレクション」から、約240点を紹介。フィロス・コレクションの最大の特徴である素描作品、ポスターを軸とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵などを公開する。
「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」
会期:2024年6月22日(土)~9月23日(月・祝)
会場:SOMPO美術館 (東京都新宿区西新宿1-26-1)