パリのカンボン通りのブティックにて
1972年のデザイナーデビューから40年間、ファッションの既成概念への反骨精神から生み出される革新的なデザインで世界のモードシーンを牽引してきたデザイナー、山本耀司が新境地へ挑戦。2012年6月11日(月)から6月30日(土)まで、彼のクリエーションの原点が秘められた油絵作品をヨウジヤマモト青山店にて展示する。日本では初公開。
山本の油絵作品は、パリのYOHJI YAMAMOTOブティックでは既に展示されているが、今回の展示される作品は新しく描き下ろされたもの。服作りとは違う手法で表現された絵画は、女性をモデルとした現代における美人画ばかりだ。
身体と服との間に孕む空気までをもデザインされたシルエットに、生地の性質を知りつくしたカッティングによる独自のスタイル。そして内に秘めたフェミニティーを包み込む事で女性の神秘的な魅力を現すクリエーション。キャンバスに描き出された作品からは、そんなヨウジヤマモトの創造の原点が垣間見られ、山本耀司の新たな世界観を目撃することができるだろう。
【展覧会情報】
会場: ヨウジヤマモト青山店 地下1階
住所: 東京都港区南青山5-3-6
期間: 2012年6月11日(月)~6月30日(土)
時間: 11:00~20:00