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中国画壇を代表する画家・傅抱石と傅益瑤の二人展が長野県立美術館で - 日本と中国を架橋する墨絵を紹介

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展覧会「傅抱石・傅益瑤 父娘展 文化のかけ橋─墨絵の美の響演」が、長野県立美術館にて、2022年7月23日(土)から9月11日(日)まで開催される。

傅抱石と傅益瑤、初の父娘展

傅抱石《井崗山之頌》1964年 常楽寺美術館蔵
傅抱石《井崗山之頌》1964年 常楽寺美術館蔵

長野県とゆかりの深い現代中国画壇を代表する水墨画家、傅益瑤(ふえきよう)。その父であり、20世紀中国絵画の巨匠である傅抱石(ふほうせき)。展覧会「傅抱石・傅益瑤 父娘展 文化のかけ橋─墨絵の美の響演」は、その初となる父娘展だ。

傅益瑤《三千院四季》1990年 三千院蔵
傅益瑤《三千院四季》1990年 三千院蔵

傅抱石と傅益瑤のふたりは、ともに日本への留学を経験し、そのなかで自身の作風を大きく発展させた。中国の伝統的な水墨技法に基づきつつ、日本で学んだ東洋の美術史や美学を背景に革新的な水墨表現を展開し、中国画壇に確たる地位を築いていったのだった。

傅抱石《山鬼》1964年 傅家蔵
傅抱石《山鬼》1964年 傅家蔵

本展では、傅抱石と傅益瑤、ふたりの優品を紹介。傅抱石では、日本留学後に確立した独自の画法「抱石皴(ほうせきしゅん)」を駆使して描いた風景画や人物画のほか、日本留学時代前後の戦前作品も展示する。

傅益瑤《諏訪大社御柱祭》2009年 作家蔵
傅益瑤《諏訪大社御柱祭》2009年 作家蔵

一方で傅益瑤では、エネルギッシュな大作を多数紹介。とりわけ、次々に発表された日本の文化をテーマとした作品のなかでも、「日本の祭り絵」や寺院障壁画には大型作品が多く存在する。会場では、諏訪大社御柱祭りや上田市別所温泉の常楽寺襖絵など、信州ゆかりの作品に加えて、松尾芭蕉『奥の細道』や小林一茶の俳句に創意を得て制作された詩意画も紹介する。

展覧会概要

展覧会「傅抱石・傅益瑤 父娘展 文化のかけ橋─墨絵の美の響演」
会期:2022年7月23日(土)〜9月11日(日)
会場:長野県立美術館 2F コレクション展示室
住所:長野県長野市箱清水1-4-4
開館時間:9:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)
休館日:水曜日
観覧料:一般 500円、大学生・75歳以上 300円、高校生以下・18歳未満 無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料
※会期などに変更が生じる場合あり(最新情報については美術館ホームページにて確認のこと)

【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600 (ハローダイヤル)

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