大阪市立自然史博物館で開催される特別展「ネコ」は、哺乳類のなかでも肉食に特化した「究極のハンター」ネコ科に焦点を合わせた展覧会。ライオンやマヌルネコといったクールな野生ネコ科動物から、身近なペットとして人間と共存しているイエネコまで、ネコ科が持つ魅力を紹介する。
「ネコ」~にゃんと!クールなハンターたち~
会期:2024年7月13日(土)~9月23日(月・祝)
場所:大阪市立自然史博物館 (大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23)
大阪中之島美術館の展覧会「塩田千春 つながる私(アイ)」は、現代美術家・塩田千春の出身地である大阪で開催される、16年ぶりの大規模個展。大規模なインスタレーション作品5〜6点を中心に、新作や国内未発表作品を含む絵画やドローイング、立体、映像などを展示する。
「塩田千春 つながる私(アイ)」
会期:2024年9月14日(土)~12月1日(日)
会場:大阪中之島美術館 (大阪府大阪市北区中之島4-3-1)
大阪中之島美術館で開催される展覧会「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」では、パリ、東京、大阪という3都市を代表する3つの美術館の名品を紹介。パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、そして大阪中之島美術館が擁する豊かなモダンアートのコレクションから、共通点のある作品で「トリオ」を組んで展示する。
「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」
会期:2024年9月14日(土)〜12月8日(日)
会場:大阪中之島美術館 (大阪府大阪市北区中之島4-3-1)
大阪のあべのハルカス美術館で開催される展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」では、印象派の展開と広がり、とりわけアメリカにおける印象派の諸相を紹介。早くから印象派の作品を収集してきたアメリカ・ボストン近郊のウスター美術館の所蔵作品を中心に、クロード・モネ《睡蓮》などを展示する。
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」
会期:2024年10月12日(土)〜2025年1月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館 (大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス 16F)
奈良国立博物館 東西新館で開催される生誕1250年記念特別展「空海 KŪKAI ─ 密教のルーツとマンダラ世界」は、空海と密教伝播の軌跡、そして密教の思想を図像として表した「曼荼羅(マンダラ)」を紹介する展覧会。なかでも、日本の曼荼羅の原点《両界曼荼羅(高雄曼荼羅)》(国宝)は、修復後初公開となる。
生誕1250年記念特別展「空海 KŪKAI ─ 密教のルーツとマンダラ世界」
会期:2024年4月13日(土)〜6月9日(日)
会場:奈良国立博物館 東西新館 (奈良県奈良市登大路町50番地)
奈良県立美術館で開催される特別展「小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」は、奈良を中心に各地の仏像を撮影した写真家・小川晴暘と、小川が創業した仏像撮影専門の写真館「飛鳥園」を紹介する展覧会。文化財を記録するという資料的な枠を超えて、仏像写真を芸術の域にまで高めた活動に光をあてる。
「小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」
会期:2024年4月20日(土)~6月23日(日)
会場:奈良県立美術館 (奈良県奈良市登大路町10-6)
奈良の松伯美術館では、開館30周年記念特別展「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展」を開催。日本画の分野で3代にわたって文化勲章を受賞した日本画家、上村松園、上村松篁、上村淳之による日本画の名品約60点を紹介する。
松伯美術館開館30周年記念特別展「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展」
会期:2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
会場:松伯美術館 (奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4)
神戸の兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーで開催される展覧会「キース・へリング展 アートをストリートへ」では、約150点の作品を通して、キース・へリングの活動を紹介。活動初期のサブウェイ・ドローイングから、ヘリングを象徴するモチーフによる作品《イコンズ》、6mにおよぶ大型作品まで、ヘリングのアートを一堂に集めて展示する。
「キース・へリング展 アートをストリートへ」
会期:2024年4月27日(土)〜6月23日(日)
会場:兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー (兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内))
兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館で開催される展覧会「横尾忠則 寒山百得展」では、現代美術家・横尾忠則の「寒山百得」シリーズを一挙公開。中国・唐の詩僧である寒山と拾得に着想した絵画102点を展示する。
「横尾忠則 寒山百得展」
会期:2024年5月25日(土)〜8月25日(日)
会場:横尾忠則現代美術館 (兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30)
兵庫の神戸市立博物館で開催される特別展「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」は、古代ローマ人が親しんだ公共浴場「テルマエ」に加えて、日本の公衆浴場の歴史にも焦点を合わせた展覧会。絵画や彫刻、考古資料など、100件以上の作品や映像を通して、古代ローマと日本の風呂文化を紹介する。
「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」
会期:2024年6月22日(土)~8月25日(日)
会場:神戸市立博物館 (兵庫県神戸市中央区京町24)
兵庫の姫路市立美術館で開催される企画展「プリズム—見えない光を捉えるアート」は、「光」をテーマに所蔵作品を紹介する展覧会。ルネ・マグリットの《あの大きな鳥たちは宝島の鳥だ…》や杉本博司の《日本海、隠岐》といったコレクション作品を展示するばかりでなく、ガラス作品を手がける青野武市、佐々木類の2人を招待作家として迎える。
「プリズム—見えない光を捉えるアート」
会期:2024年4月27日(土)~6月23日(日)
会場:姫路市立美術館 (兵庫県姫路市本町68-25)
兵庫の姫路市立美術館では、「霧のアーティスト」として知られる中谷芙二子の庭園アートプロジェクト「中谷芙二子 霧の彫刻 —体・音・光—」を開催。会期幕開けには、人工霧を発生させる「霧の彫刻」作品《白い風景—原初の地球》を展開する一方、会期後半には、ダムタイプ(Dumb Type)の創設メンバー・高谷史郎とのコラボレーションによる新作を発表予定だ。
庭園アートプロジェクト「中谷芙二子 霧の彫刻 —体・音・光—」
会期:2024年4月27日(土)~12月1日(日)
会場:姫路市立美術館 庭園 (兵庫県姫路市本町68-25)
兵庫の姫路市立美術館で開催される特別企画展「小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」は、奈良を中心に世界各地の仏像を撮影した写真家・小川晴暘と、彼が創立した仏像撮影専門の写真館「飛鳥園」を紹介する展覧会。文化財保護を支えるとともに、仏像写真を芸術へと昇華した、その活動に光をあてる。
「小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」
会期:2024年7月6日(土)~9月1日(日)
会場:姫路市立美術館 (兵庫県姫路市本町68-25)
兵庫の神戸市立博物館で開催される展覧会「デ・キリコ展」は、日本では10年ぶりとなる、ジョルジョ・デ・キリコの大規模な回顧展。「形而上絵画」などを手がけたイタリアの画家デ・キリコの画業を、「イタリア広場」や「形而上的室内」、「マヌカン」といったテーマごとに紹介するとともに、彫刻や舞台美術も展示する。
「デ・キリコ展」
会期:2024年9月14日(土)~12月8日(日)
会場:神戸市立博物館 (兵庫県神戸市中央区京町24)
兵庫県立美術館で開催される特別展「30年目の希望—19950117からのわたしたち(仮題)」は、1995年に起こった阪神・淡路大震災から30年の節目に際して開催される、現代作家のグループ展。米田知子や束芋をはじめ、国際的に活躍する現代作家の代表作や新作を紹介する。
「30年目の希望—19950117からのわたしたち(仮題)」
会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月9日(日)
会場:兵庫県立美術館 (兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内))
滋賀のMIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)で開催される特別展「古代ガラス─輝く意匠と技法」は、同館が所蔵する古代ガラス作品を紹介する展覧会。ビーズやモザイクガラス、カットガラスなど、約200件のガラス作品を、文明ごとに展示する。
「古代ガラス─輝く意匠と技法」
会期:2024年3月3日(日)〜6月9日(日)
会場:MIHO MUSEUM (滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)
滋賀のMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)で開催される特別展「奈良大和路のみほとけ—令和古寺巡礼—」は、奈良の古寺に伝わる仏像、絵画、工芸品を紹介する展覧会。法隆寺の国宝《観音菩薩立像(夢違観音)》や重要文化財《文殊菩薩立像》、東大寺の国宝《弥勒仏坐像》、薬師寺の国宝《聖観世音菩薩立像》、大安寺の重要文化財《馬頭観音菩薩立像》などを一堂に集めて展示する。
2024年夏季特別展「奈良大和路のみほとけ—令和古寺巡礼—」
会期:2024年7月6日(土)〜9月1日(日)
会場:MIHO MUSEUM (滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)