茅ヶ崎市美術館は、神奈川・茅ヶ崎ゆかりの美術家の作品を収集・展示するとともに、さまざまなテーマに基づく展覧会を開催。3フロアから構成される建物には、展示室に加えて、図書コーナー、ワークショップなど創作活動ができるアトリエ、天気の良い日には富士山も眺められるカフェが設けられている。
千葉市美術館は、江戸時代から戦前の絵画や版画、現代美術、房総ゆかりの作品を収蔵し、多彩な企画展を開催している。また、建物1〜2階のさや堂ホールは、昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物を保存・修復、さらに現代の文化活動に対応できるスペースとして改修されたもので、建物を象徴する場所である。建設省設立50周年記念事業「公共建築百選」にも選ばれている。
千葉県立美術館は、石井林響(いしい りんきょう)の日本画や高澤南総(たかざわ なんそう)の書など、千葉県にゆかりのある芸術家の作品を中心としたコレクションを所蔵・展示している。
国立歴史民俗博物館は、日本の歴史と文化について展示を行っている。 先史・古代から現代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料、精密な複製品や研究に基づいた復元模型などを取り入れた展示が特色である。また、年に数回の企画展示や特別展示も行っている。
DIC川村記念美術館は、印象派とエコール・ド・パリ、マレーヴィッチやカンディンスキーをはじめとする抽象美術、ダダとシュルレアリスム、抽象表現主義からミニマリズムまでと、20世紀の美術を豊富に所蔵。なかでも、マーク・ロスコの《シーグラム壁画》は見どころのひとつだ。館内では、これらコレクションの常設展示に加えて、企画展も行なっている。さらに敷地内には、緑豊かな北総台地の立地を活かした広大な庭園もあり、四季折々の自然を楽しみつつ散策を楽しむこともできる。
市原湖畔美術館は、千葉県一の貯水面積を誇る高滝湖を望む場所に位置する美術館。首都圏から車で約1時間というアクセス、高滝湖畔というロケーションを活かし、現代アートを中心とした企画展ばかりでなく、屋内外での活動を展開している。
群馬県立近代美術館は、ルノワールやモネ、ピカソなど海外の近代美術をはじめ、日本の近現代美術、群馬ゆかりの美術などの作品を収集・展示しているほか、日本と中国の古美術を中心とする戸方庵井上コレクションも所蔵。また、年に4回、テーマを設けた企画展示を行なっている。美術館建築の設計は磯崎新による。
原美術館ARCは、国内外の優れた現代美術を収集したコレクションによるテーマ展示や企画展を開催。また、2008年に増築した特別展示室「觀海庵」では、東洋古美術の「原六郎コレクション」を中心に紹介している。屋外には、アンディ・ウォーホルやオラファー・エリアソン、ジャン=ミシェル・オトニエルをはじめ、内外の現代アーティストによる作品を常設展示している。建築の設計は磯崎新による。
群馬県立館林美術館は、「自然と人間の関わり」をテーマに、企画展示や群馬県の所蔵する国内外の作品によるコレクション展示を実施。コレクションでは、調和・共生・対峙など自然と人間が取り結ぶ多彩な関わりを表現した国内外の作品を収集しており、なかでもフランソワ・ポンポンは代表的だ。
アーツ前橋は、「創造的であること(creative)」「みんなで共有すること(share)」「対話的であること(dialogues)」をコンセプトに、美術を中心に多様なジャンル、多彩な参加形態、そして新たなものを生み出すコラボレーションにより、展覧会、イベントやワークショップなどを展開している。
群馬県桐生市の大川美術館は、松本竣介や野田英夫などの日本近代洋画を軸に、パブロ・ピカソやベン・シャーンといった海外作家の作品、日本の抽象画の先駆者・難波田龍起の作品など、約6,500点を収蔵。これらのコレクションを紹介する常設展に加えて、企画展を開催している。
埼玉県立近代美術館は、モネやシャガール、ピカソなどの海外の巨匠から、瑛九といった日本の作家まで、多彩な美術作品を所蔵しており、コレクション展で展示。また、自由に座れるグッド・デザインの椅子も館内の随所で紹介している。一方、企画展では独自性の高いテーマを設定した展覧会を開催している。建物の設計は黒川紀章による。
うらわ美術館は、近代から現在までの地域ゆかりの作家の作品を中心に、本をめぐる美術作品も収集・展示。地域に根差した身近なコレクションを中心としたのコレクション展や、さまざまな企画展開催している。
角川武蔵野ミュージアムは、複合施設「ところざわサクラタウン」内にある、図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設。建築は隈研吾が手がけており、外観は多面体の“岩デザイン”で、大地から隆起した建築物のよう。地上1階から5階までで、リアルとバーチャルの展示を織り交ぜて展示している。
さいたま市大宮盆栽美術館は、世界初となる公立の「盆栽美術館」として開館。盆栽の名品や優品などを収集、公開している。コレクションギャラリーでは、盆栽をはじめとする同館のコレクションを紹介する一方、屋外の盆栽庭園では、約60点の盆栽を常時展示している。
栃木県立美術館は、日本における公立の近現代美術館の先駆けとして、1972年に開館。コレクションは、栃木県を中心とする国内の近現代美術や、フランス、イギリス、ドイツなど、西欧の近現代美術作品を核として、9,000点近くに及ぶ。館内では、企画展およびコレクション展を開催。また、マイセン磁器展示室では、18世紀から20世紀までの日本有数のコレクション約100点を紹介している。
宇都宮美術館では、国内外のおもに20世紀以降の美術・デザイン作品、そして宇都宮市にゆかりの美術作品を収集・公開。また、美術・デザインのさまざまな分野で、国内外の優れた作品を、年間5~6回開催の企画展で紹介している。