大阪の逸翁美術館で開催される展覧会「四条派ですが、実は— 詩情派。呉春」では、叙情性と写実性をあわせ持つ「四条派」の始祖であるの画家・呉春を紹介。美術史ばかりでなく文学史の視点を交えつつ、重要文化財《白梅図屏風》をはじめとする80点の作品を展示する。
「四条派ですが、実は— 詩情派。呉春」
会期:2025年4月12日(土)~6月15日(日)
会場:逸翁美術館(大阪府池田市栄本町12-27)
観覧料:一般 700円、学生(高校生以上) 500円
大阪市立美術館で開催される特別展「日本国宝展」は、日本の国宝約130件が一堂に会する展覧会。「縄文のヴィーナス」と呼ばれる土偶や金印「漢委奴国王」から、長谷川等伯筆の《楓図》、《伝源頼朝像》や《日月四季山水図屏風》といった日本絵画、そして工芸まで、さまざまな国宝を目にすることができる。
大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展「日本国宝展」
会期:2025年4月26日(土)〜6月15日(日)
会場:大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
観覧料:一般 2,400円、高校・大学生 1,700円 ほか
大阪中之島美術館で開催される展覧会「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」では、日本美術の「知られざる鉱脈」に着目し、従来ほとんど注目されてこなかった作品や、一般には知られていないものの個性的な作品などを紹介。縄文土器や伊藤若冲などの江戸絵画、リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)のデザイナー・岡﨑龍之祐による新作などを展示する。
展覧会「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」
会期:2025年6月21日(土)〜8月31日(日)
会場:大阪中之島美術館(大阪府大阪市北区中之島4-3-1)
大阪市立美術館で開催される「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」は、ファン・ゴッホの作品を受け継いできた家族のコレクションに着目する、日本初の展覧会。《画家としての自画像》や《種まく人》など、30点以上のファン・ゴッホ作品を紹介するほか、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通も来日する。
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
会期:2025年7月5日(土)〜8月31日(日)
会場:大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
大阪市立美術館で開催される展覧会「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」では、黒漆による下塗りに朱漆を重ねた漆器「根来(ねごろ)」を紹介。中世・和歌山の根来寺で盛んに作られたという漆工品を軸に展示し、現代の朱漆器「根来塗」にいたる展開をたどってゆく。
「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」
会期:2025年9月20日(土)~11月9日(日)
会場:大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
京都国立近代美術館で開催される展覧会「生誕120年 人間国宝 黒田辰秋—木と漆と螺鈿の旅—」は、木工芸の技術で初めて人間国宝に認定された木漆工芸家、黒田辰秋の回顧展。初期から晩年までの代表作を一堂に集め、黒田の歩みを紹介する。
「生誕120年 人間国宝 黒田辰秋—木と漆と螺鈿の旅—」
会期:2024年12月17日(火)〜2025年3月2日(日)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)
観覧料:一般 1,200円、大学生 500円
京都のアサヒグループ大山崎山荘美術館で開催される企画展「松本竣介 街と人 —冴えた視線で描く—」は、洋画家・松本竣介の画業を紹介する展覧会。群馬・桐生の大川美術館の所蔵作品を中心に、静謐で抒情を湛えた作品を公開する。
「松本竣介 街と人 —冴えた視線で描く—」
会期:2025年1月4日(土)〜4月6日(日)
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3)
入館料:一般 1,200円、高校・大学生 500円 ほか
京都市京セラ美術館で開催される展覧会「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」は、蜷川実花の関西過去最大規模となる個展。京都の街に着想を得た10話の「絵巻体験」として構成される会場では、本展のために制作した映像インスタレーション、立体展示などを公開する。
「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」
会期:2025年1月11日(土)~3月30日(日)
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
観覧料:一般 2,300円、大学・専門学校生 1,600 ほか
京都府立堂本印象美術館で開催される企画展「歴史画パラダイス」は、日本画家・堂本印象の歴史画を紹介する展覧会。代表作《木華開耶媛》、法然を緻密な時代考証に基づいて描いた《大原談義》や、法然の教えを抽象的に表現した《法然上人一枚起請文》などを目にすることができる。
「歴史画パラダイス」
会期:2025年1月21日(火)~3月30日(日)
会場:京都府立堂本印象美術館(京都府京都市北区平野上柳町26-3)
入館料:一般 510円、高校・大学生 400円
京都の福田美術館で開催される企画展「東山魁夷と風景画の旅 —日本から世界へ—」は、東山魁夷を中心に、日本画家や西洋画家による風景画を紹介する展覧会。福田美術館が所蔵する魁夷の名品約30点を一挙公開するとともに、横山大観、菱田春草、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワールなどの絵画作品も展示する。
「東山魁夷と風景画の旅 —日本から世界へ—」
会期:2025年2月1日(土)~4月13日(日)
会場:福田美術館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
観覧料:一般 1,500円、高校生 900円 ほか
京都の嵯峨嵐山文華館で開催される企画展「アイラブ百人一首」は、百人一首をテーマに日本画作品を紹介する展覧会。上村松園や横山大観、長沢芦雪など、近世から近代にかけての日本画家による作品を目にすることができる。
「アイラブ百人一首」
会期:2025年2月1日(土)~4月13日(日)
会場:嵯峨嵐山文華館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
観覧料:一般 1,000円、高校生 600円
京都文化博物館で開催される特別展「カナレットとヴェネツィアの輝き」は、ヴェネツィアの景観を描きだした「ヴェドゥータ(景観画)」の巨匠、カナレットを紹介する展覧会。油彩、素描、版画などの作品約60点を通して、カナレットが描くヴェドゥータの魅力と制作背景を探る。
「カナレットとヴェネツィアの輝き」
会期:2025年2月15日(土)〜4月13日(日)
場所:京都文化博物館(京都府京都市中京区三条高倉)
観覧料:一般 1,800円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円
京都の細見美術館で開催される展覧会「細見コレクション 若冲と江戸絵画」では、同館の所蔵作品のなかから、伊藤若冲作品を中心に江戸時代の絵画を紹介。若冲30代の作である《雪中雄鶏図》や《糸瓜群虫図》、80代の筆とされる《群鶏図》や《鼠婚礼図》など、若冲の初期作と晩年作を目にすることができる。
「細見コレクション 若冲と江戸絵画」
会期:2025年3月1日(土)~5月11日(日)
会場:細見美術館(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
入館料:一般 1,800円、学生 1,300円
京都市京セラ美術館で開催される展覧会「モネ 睡蓮のとき」では、印象派の巨匠クロード・モネが晩年に取り組んだ、「睡蓮」の大装飾画の試みを中心に紹介。モネの重要な作品を数多く擁するパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品7点を含む約50点の作品が来日するほか、日本各地のモネ作品を加えて展示する。
「モネ 睡蓮のとき」
会期:2025年3月7日(金)~6月8日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
観覧料:一般 2,300円、高校・大学生 1,700円 ほか
京都国立近代美術館で開催される「〈若きポーランド〉—色彩と魂の詩(うた) 1890-1918」は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、祖国ポーランドの独立を願いつつ活躍した芸術家たち「若きポーランド」を包括的に紹介する、日本初の展覧会。代表的な絵画や版画、工芸品を含む、約130点の作品を一堂に集めて展示する。そのうち、約9割は日本初公開となる。
「〈若きポーランド〉—色彩と魂の詩(うた) 1890-1918」
会期:2025年3月25日(火)〜6月29日(日)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,100円 ほか
京都国立博物館で開催される特別展「日本、美のるつぼー異文化交流の軌跡ー」は、日本美術の名品を「海外交流」という視点から捉え直す展覧会。俵屋宗達筆の国宝《風神雷神図屏風》や、葛飾北斎の《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》など、国宝・重要文化財などを含む約200件の作品を展示する。
「日本、美のるつぼー異文化交流の軌跡ー」
会期:2025年4月19日(土)〜6月15日(日)
場所:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)
京都市京セラ美術館で開催される展覧会「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖—」では、前衛芸術家・草間弥生の版画に着目。《かぼちゃ》や《こんにちは》といった作品に加えて、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた作品、モノクロームの大型シルクスクリーン作品など、約300点を紹介する。
「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖—」
会期:2025年4月25日(金)~9月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)