京都の泉屋博古館が、2025年4月にリニューアルオープン。これを記念して開催される展覧会「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」では、伊藤若冲の《海棠目白図》を筆頭に、同館が所蔵する日本、中国、朝鮮の美術・工芸品を選りすぐって公開する。
リニューアル記念名品展I「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」
会期:2025年4月26日(土)〜6月8日(日)
会場:泉屋博古館(京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)
入館料:一般 1,000円、学生 600円
京都文化博物館で開催される特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」は、科学や歴史といった多角的な視点から和食を紹介する展覧会。豊富な標本や資料とともに、豊かな自然で育まれた食材、知恵や工夫から生まれた技術、そして和食の歴史的な変遷に光をあてる。
「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
会期:2025年4月26日(土)~7月6日(日)
会場:京都文化博物館(京都府京都府京都市中京区三条高倉)
京都国立近代美術館で開催される「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」展は、きものの魅力を多面的にひもとく展覧会。創業470年を迎える友禅の老舗・千總の全面的な協力のもと、京都国立近代美術館の所蔵作品を加えて、近世から近代にいたるきものの優品、関連資料、きものと関わりの深い日本画や工芸を紹介する。
「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」
会期:2025年7月19日(土)〜9月15日(月・祝)
会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
京都市京セラ美術館で開催される特別展「⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」は、民藝と京都の関係性に着目する展覧会。民藝」という言葉が生まれる契機となった木喰仏をはじめ、京都で民藝運動に携わった黒田辰秋などの作品、河井寬次郎や濱田庄司らが手がけた工芸作品、日本全国の蒐集品などを展示しつつ、民藝と京都の関わりを総合的に紹介する。
「⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」
会期:2025年9月13日(土)〜12月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
京都国立博物館 平成知新館で開催される特別展「宋元仏画—蒼海(うみ)を越えたほとけたち」は、東アジアの仏教絵画の最高峰とされる、中国の宋元仏画を紹介する展覧会。宋代仏画の最高傑作とされる国宝《孔雀明王像》など、100件以上の作品が出展され、その約半数が国宝や重要文化財となる予定だ。
「宋元仏画—蒼海(うみ)を越えたほとけたち」
会期:2025年9月20日(土)~11月16日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館(京都府京都市東山区茶屋町527)
奈良県立美術館で開催される特別展「大和の美 ~古都を彩った絵師たちの競演」は、通覧されることの少ない奈良の絵画の展開を紹介する展覧会。春日大社草創伝説を描いた二条英印の《鹿島立神影図》、日本の前衛美術運動の先駆者・普門暁の代表作《鹿、青春、光り、交叉》、美人画の巨匠・上村松園による《春宵》など、中世から現代にいたる奈良ゆかりの絵画作品を目にすることができる。
「大和の美 ~古都を彩った絵師たちの競演」
会期:2025年1月18日(土)〜3月9日(日)
会場:奈良県立美術館(住所:奈良県奈良市登大路町10-6)
観覧料:一般 800円 、高校・大学生 600円 ほか
奈良の松伯美術館で開催される特別展「上村三代の恩師たち」は、上村松園・松篁・淳之の恩師たちを、その作品とともに紹介する展覧会。なかでも、松園の恩師である竹内栖鳳が手がけた《アレ夕立に》とあわせて、松園による実物大の模写を初展示する。
「上村三代の恩師たち」
会期:2025年2月15日(土)~4月13日(日)
会場:松伯美術館(奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4)
入館料:大人 1,100円、小・中学生 550円
奈良国立博物館では、開館130年を記念した特別展「超 国宝ー祈りのかがやきー」を開催。国宝に指定された仏像、神像、仏画、経典、仏具など、仏教・神道美術のみで構成される展覧会となる。
奈良国立博物館開館130年記念特別展「超 国宝ー祈りのかがやきー」
会期:2025年4月19日(土)〜6月15日(日)
場所:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50)
奈良の春日大社で開催される特別展「究極の国宝 大鎧展 ~日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界~」は、日本の甲冑を紹介する展覧会。「現存甲冑の双璧」と称される、春日大社の国宝《赤糸威大鎧(竹虎雀飾)》と青森県八戸市・櫛引八幡宮の国宝《赤糸威大鎧(菊一文字)》を、史上初めて並列で展示するなど、貴重な作品が一堂に会する機会となる。
「究極の国宝 大鎧展 ~日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界~」
会期:2025年7月5日(土)~9月7日(日)
会場:春日大社 国宝殿(奈良県奈良市春日野町160)
奈良国立博物館で開催される展覧会「世界探検の旅—美と驚異の遺産—」では、世界各地から集めた民族資料や考古資料約30万点を擁する、奈良の天理大学附属天理参考館のコレクションから選りすぐった作品を紹介。奈良国立博物館が所蔵する仏教美術作品を加えた約250件により、約6000年におよぶ人類の歴史を紹介する。
奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展「世界探検の旅—美と驚異の遺産—」
会期:2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
会場:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50)
兵庫県立美術館で開催される企画展「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」は、1995年に起こった阪神・淡路大震災から30年の節目に際して開催される、現代作家のグループ展。米田知子や束芋をはじめ、国際的に活躍する現代作家6組7名の代表作や新作を紹介する。
「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」
会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月9日(日)
会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内))
観覧料:一般 1,600円、大学生 1,000円 ほか
兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館で開催される展覧会「横尾忠則の人生スゴロク展」では、展示空間をスゴロクに見立て、現代美術家・横尾忠則の軌跡を紹介。波乱に満ちた横尾の足跡を、各時期にちなんだ作品を再構成しつつたどってゆく。
「横尾忠則の人生スゴロク展」
会期:2025年1月17日(金)〜5月6日(火・振)
会場:横尾忠則現代美術館(兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30)
観覧料:一般 700円、大学生 550円 ほか
兵庫の神戸市立博物館で開催される特別展「日本銅版画 30の極み」は、同館が誇る日本の銅版画コレクションを紹介する展覧会。質・量ともに優れた同館の所蔵作品のなかから、洋風画家・安田雷洲の作品など、30点の優品とめったに紹介されることのない逸品を公開する。
「日本銅版画 30の極み」
会期:2025年2月1日(土)~3月23日(日)
会場:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)
観覧料:一般 1,400円、大学生 700円
兵庫の神戸市立博物館で開催される特別展「古地図からひろがる世界—南波松太郎・蒐集70年の軌跡—」は、同館が擁する古地図を公開する展覧会。質・量ともに優れたコレクションの礎となった、南波松太郎)の寄贈によるコレクションに光をあて、古地図の優品を選りすぐって紹介する。
「古地図からひろがる世界—南波松太郎・蒐集70年の軌跡—」
会期:2025年2月1日(土)~3月23日(日)
会場:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)
観覧料:一般 1,400円、大学生 700円
兵庫県立美術館で開催される「パウル・クレー展——創造をめぐる星座」は、20世紀の美術家パウル・クレーの展覧会。クレーの作品を通して足跡をたどるとともに、同時代の美術動向や交流にも光をあて、他作家の作品も展示する。
「パウル・クレー展——創造をめぐる星座」
会期:2025年3月29日(土)~5月25日(日)
会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,500円 ほか
兵庫県立美術館で開催される特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア—百年目の再会」は、20世紀前半の海外で活動したふたりの画家、藤田嗣治と国吉康雄を紹介する展覧会。「乳白色の下地」に描いた藤田の裸婦画など、ふたりの画家の代表作を一堂に集めて展示する。
「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア—百年目の再会」
会期:2025年6月14日(土)~8月17日(日)
会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
兵庫の神戸市立博物館で開催される展覧会「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」では、ファン・ゴッホ作品のコレクションで世界的に知られるオランダのクレラー=ミュラー美術館の所蔵品より、約60点の優品を紹介。なかでも、傑作《夜のカフェテラス》は、約20年ぶりの日本公開となる。
「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」
会期:2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
会場:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)