若手作家を発掘し、国際的でカティング・エッジなアートを開拓し続けるヒロミヨシイ六本木にて、伝統を超える伝統美の追求を桝屋髙尾・髙尾工芸・JOTARO SAITOという京都を代表する染織作家が細見美術館所蔵の琳派の作品をイメージして着物や帯を創り、細見美術館館長の監修のもと展示する。作家が原画を間近にて納得いくまで見ることによって、作品への理解を深めて創作された作品となっている。
元来、美術と着物は意匠の段階で密なつながりがあった。着物の新しい可能性を見出し、京の技・京の力・伝統を超える伝統美を発見できるこの展覧会。また、日本の美術・伝統工芸の世界が平成の時代にどのように関わり続けていくのか、その新しい答えを見出せるかもしれない。
【展覧会概要】
「京都・細見美術館所蔵、琳派と織+染×現代染織」~伝統を超える伝統~
京都・細見美術館×桝屋髙尾×髙尾工芸×JOTARO SAITO
日時 : 2011年2月23日(水)~2月26日(土)
場所 : FARM
住所 : 東京都港区六本木5-9-20
営業時間 : 11時-22時 (日・月曜休廊)
TEL : 03-5772-5233
■京都・細見美術館
細見家三代の蒐集をもとに京都岡崎に平成10年に開館。
日本の美術工芸のほとんどすべての分野・時代を網羅し、なかでも平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、室町の水墨、根来や茶の湯釜、桃山の茶陶や七宝工芸、そして琳派や若冲など江戸時代の絵画に優品が多く、いずれの分野でも内外屈指のコレクションを所蔵する。